2026年6月

2026年6月 AIツール障害まとめ・稼働レポート

ChatGPT・Claude・Gemini をはじめ主要AIツール18サービスの稼働状況を常時監視。2026年6月に各社の公式ステータスへ記録された障害を振り返ります(本サイトの計測開始月)。

障害件数
26
影響のあった提供元
8
合計ダウンタイム
72時間38分
平均稼働率
97.73%

最長の障害: GitHub9時間1分

提供元別の集計

提供元障害件数ダウンタイム最悪状態稼働率
Anthropic813時間23分一部障害100%
OpenAI611時間29分一部障害94.85%
GitHub427時間32分大規模障害100%
Runway48時間10分一部障害78.73%
ElevenLabs17時間24分遅延100%
Cohere12時間54分障害なし100%
Replicate11時間7分一部障害96.88%
Cursor139分大規模障害100%
Google Cloud0障害なし100%
Groq0障害なし100%
Perplexity0障害なし100%
Poe0障害なし100%
Stability AI0障害なし100%

障害件数・ダウンタイム・稼働率は当サイトの独自推定であり、各社の公式値ではありません。日本時間(JST)の暦月で集計しています。

この月のハイライト

6月上旬は、チャット/コーディング系のAIアシスタントで短時間のエラー多発が目立ちました。とくに Anthropic(Claude)は Opus 4.7・Sonnet 4.5/4.6 といった個別モデルのエラー上昇が連日記録され、6月3日には「Claude Code に影響する障害」も発生しています。多くは1時間前後で復旧しましたが、複数モデル同時のエラー上昇も観測されました。

OpenAI では6月3日に「Codex・ChatGPT・Responses API でのエラー率上昇」が約6時間にわたり継続し、当月で最も影響時間の長い障害となりました。ほかにも無料ユーザー向け ChatGPT の可用性低下、ChatGPT Pro のエラーなどが断続的に記録されています。

コーディング支援では Cursor の「Agent Sessions の性能劣化」が短時間ながら大規模(major)として記録されました。開発基盤の GitHub も Code Scanning/Billing の遅延やサービス障害を複数回記録しています。

生成メディア系も小規模な不具合が続きました。ElevenLabs は音声認識(STT/STS)の一時的エラー、Runway は Veo 3.1 や Seedance/Seedream 生成の問題、Replicate は一部 GPU クラスタ(L40S/H200)の混雑による遅延を記録しています。

傾向と所感

当月に障害が集中したのは Anthropic・OpenAI・Cursor といった対話/コーディング系で、いずれも利用が多くアップデート頻度も高い領域です。一方で大半のインシデントは1時間前後で収束しており、平均稼働率は各社とも高水準を保っています。「使えない」と感じても、多くは短時間で復旧する一過性のものだったと言えます。

モデル別(Opus/Sonnet など)に切り分けて障害が告知される傾向も顕著でした。特定モデルだけが不調というケースもあるため、復旧を待つ間は別モデルや代替サービスへ切り替えるのが有効です。

このレポートの見方

障害件数・継続時間は各提供元の公式ステータスページに記録されたインシデントを集計したものです(日本時間の暦月)。稼働率は当サイトが取得したスナップショットのうち「正常」の割合で、独自推定であり各社の公式SLA値ではありません。

各サービスの「過去の障害履歴」ページでは、個々のインシデントのタイトル・規模・継続時間と公式リンクを確認できます。